サスペンス、アクション、ミステリー、推理を中心に原作小説を紹介するブログ
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推理小説とは?
ミステリ・ミステリーとほぼ同じ意。

英語のDetectiveStoryを翻訳した単語「探偵小説」の「偵」の字が、第二次世界大戦後に制定された当用漢字表に無いことから新聞などでつかえなくなり、「探てい小説」と表記するのはみっともないという理由から採用された名称。
(1946年雄鳥社が「推理小説叢書」を発刊した時、監修者の木々高太郎が命名したとの説もあるが微妙)
エドガー・アラン・ポーの「モルグ街の殺人」(1841年)が原点とされる。
犯罪事件、特に殺人事件の犯人、犯罪の方法、動機などにまつわる謎を論理的に推理、解明することに興味の重点がある小説。
近年では殺人事件に限らず、日常の謎を取り扱う作品も推理小説と区分される。ミステリと表記した場合は国内ではSFやホラー、ファンタジーまで含む広義もある。
ブレイブ・ストーリー (上)ブレイブ・ストーリー (上)
宮部 みゆき
角川書店 刊
発売日 2006-05-23



ひとあじちがう 2006-07-30
第一部をケイタイで読んだところ、なかなかおもしろく、続きが気になった
ので購入してみました。

が。ケイタイではスラスラ読めたので
すが、本になると少々読みにくいかんじが・・・本の厚みにビックリ。
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“普通のコドモが、ある日突然ヘンな生きものと出会って旅に
出る” というようなお気楽ストーリーではなく、両親の離婚・不倫相手の出
現など、かなりヘビィな内容です。

逃げ出してしまいたい。

だけど、自分の大切なものを守りたい。
・・・だから、戦う。<
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決して楽しさ全開で読める本ではないのですが、たまにはこんな
ファンタジーもいいかな?


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ブレイブ・ストーリー (下)ブレイブ・ストーリー (下)
宮部 みゆき
角川書店 刊
発売日 2006-05-23



和製ファンタジーの傑作 2006-07-31
誰もが認める希代のストーリーテラー渾身のファンタジー。宮部みゆきほど
の人が真剣に正統派ファンタジーを書くとこうも面白いのか、と感心した。
ごく世間にありふれているファンタジー小説とは明らかに次元が違う。まず
文章の読みやすさ。非常に丁寧である。その分長くなってしまっているが読
んでいる最中は楽しくてしょうがないので長いのは大いに結構。そして全く
軸のずれないテーマ。最後の女神との会話がこの大作の本質を見事に語って
いる。それが一貫されているのが非常に気持ちいい。読後感も言うことな
し。年齢、性別を問わず多くの人に読んでほしいと思う。続編の執筆も予定
されているそうだ。この世界観は一作だけではもったいないので、とても楽
しみである。


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模倣犯〈5〉模倣犯〈5〉
宮部 みゆき
新潮社 刊
発売日 2005-12



タイトル考 2006-07-17
全五巻は長すぎる。これではタイトルの…があっけなく感じるばかりだ。と
ここで気が付いたのは、被害者とその遺族や関係者、被疑者家族の心情、事
件に巻き込まれた人、等への冗長なほどの描写。つまり小説の中の事件の顛
末よりも、これから現実にこの本を「模倣した」事件が起こらぬよう留意し
たのだと、オイラは感じました。でも長いぞ。時間が無い人は三巻から読ん
でも大丈夫?


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ブレイブ・ストーリー(下)ブレイブ・ストーリー(下)
宮部 みゆき
角川書店 刊
発売日 2003-03-05


おだやかな生活を送っていた男の子に、突然、両親の離婚話がふりかかる。
家を出た父を連れ戻し、再び平和な家族に戻りたいと強く願う少年が向かっ
た先は、運命を変えることのできる女神の住む世界「幻界(ヴィジョン)」
だった。5つの「宝玉」を手に入れ、女神のいる「運命の塔」を目指す彼を待
ち受けるものとは!? トカゲ男にネコ娘、火を噴くドラゴン。コミカルなキ
ャラクター勢とともに、次々と沸き起こるトラブルを乗り越え、少年は強く
たくましくなってゆく。
現代社会の歪みを浮き彫りにしたクライム・ノベルから、下町情緒あふれる
時代小説まで、さまざまなジャンルにおいて高水準の物語を生み出してきた
著者が新たに挑んだ作品。それは、上下巻あわせて2300枚にも及ぶ壮大なス
ケールで描かれた冒険ファンタジーである。
名実共に日本を代表する著者は、子ども時代のように空想の世界を素直に受
け入れられない大人の読者のために、周到なお膳立てを忘れない。まずは、
上巻の半分を占める現実世界の描写。幽霊を信じないほど「マジメでカチカ
チ」で、両親のいいつけに反抗できない「いくじなし」である小学5年生のワ
タルが、「運命を変えたい」と切実に願うまでに至る日常を丹念に描くこと
で、読者を主人公の気持ちに感情移入させるのだ。さらに、「幻界」の設定
が効いている。「『幻界』とは現世に住む人間の想像のエネルギーが創り出
すもの」であるため、ワタルが大好きなロール・プレイング・ゲームのシリ
ーズに登場する舞台やキャラクターに似ていて当たり前。ファンタジーが苦
手でもこれなら頷ける。子どもがゲームに影響された夢を見ているのだと。
しかし、一旦「幻界」に入り込むと、これら現実的感覚が揺らぎ始める。
次から次へと現れる愉快な登場人物とドキドキハラハラのハプニング、そし
て感動の出会いと別れ。流れるようなストーリー展開に、カチカチの大人も
いつしか幻の世界を行く「旅人」となる。(冷水修子)


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模倣犯〈4〉模倣犯〈4〉
宮部 みゆき
新潮社 刊
発売日 2005-12



事件に巻き込まれた人々の関わりをもとに、人殺しの残酷な本質を見事に
描いた1冊
2006-04-17
第2、3巻では、いかれた連中の異常心理が延々と描かれました。ですから、本巻
から私の好きな登場人物が再度登場してくれたことを有難く思います。一生癒
されない傷を負った犯罪被害者の内面は確かに重い描写ですが、連続殺人犯の
異常心理の描写に比べると、私のようにサイコ物が嫌いな読者には気分的に大
分助かります。

第4巻は、前巻まで接点がなかった事件関係者たちが、互いに関わり始め
る過程を描いています。塚田真一と有馬義男の出会いのように、登場人物同士
が強い絆を育む場面は非常に印象的でしたが、私の心には、むしろ登場人物同
士が、対立し、傷つけ合う場面の方が強く焼き付いています。心に残る場面の1
つは、被害者の父親が高井由美子を殴り付ける場面。兄の無実を晴らそうとす
る妹の気持ちも、娘の仇を討とうとする父親の気持ちも、痛いほど理解できま
す。罪のない人間同士が憎しみをぶつけ、傷つけ合う。人殺しという犯罪がもた
らす最も残酷な本質が、この場面では見事に描かれています。もう1つは、前畑
滋子が有馬義男に問い詰められる場面。私自身はこの滋子を余り好きにはなれ
ないのですが、ルポを書く彼女の立場は、作家の宮部さんに非常に近いかもし
れません。犯罪被害者の気持ちとどう向き合い、どのようにルポを書くべきか。
滋子の苦闘振りを通して、宮部さん自身の心の葛藤が読者に伝わるようにも感
じられます。

逆に嫌いな場面は、凶悪な主犯であるピースと、事件に巻きこまれた人
たちが接触する場面。ここで初めてピースの実名が明かされる訳ですが、彼の
陰湿極まりない行動は、彼の内面が本巻で全く描かれない分、非常に気持ち悪
い。多くの人が傷つく中で、本当に悪い奴は何の罪悪感も覚えず、逆に皆から慕
われ、尊敬すら集める。事件に巻き込まれた人々の心の描写を元に、殺人の不条
理な側面が本巻では見事に描かれています。




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