サスペンス、アクション、ミステリー、推理を中心に原作小説を紹介するブログ
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推理小説とは?
ミステリ・ミステリーとほぼ同じ意。

英語のDetectiveStoryを翻訳した単語「探偵小説」の「偵」の字が、第二次世界大戦後に制定された当用漢字表に無いことから新聞などでつかえなくなり、「探てい小説」と表記するのはみっともないという理由から採用された名称。
(1946年雄鳥社が「推理小説叢書」を発刊した時、監修者の木々高太郎が命名したとの説もあるが微妙)
エドガー・アラン・ポーの「モルグ街の殺人」(1841年)が原点とされる。
犯罪事件、特に殺人事件の犯人、犯罪の方法、動機などにまつわる謎を論理的に推理、解明することに興味の重点がある小説。
近年では殺人事件に限らず、日常の謎を取り扱う作品も推理小説と区分される。ミステリと表記した場合は国内ではSFやホラー、ファンタジーまで含む広義もある。
金田一耕助The Complete―日本一たよりない名探偵とその怪美な世界金田一耕助The Complete―日本一たよりない名探偵とその怪美な世界

メディアファクトリー 刊
発売日 2004-06



かつての横溝ブームを体験した人なら必読 2004-06-03
金田一の研究書と銘打っていはいるが、横溝正史のもう一方の代表的シリー
ズのキャラである由利麟太郎と人形佐七についての記事にも誌面を割いてい
たり、金田一が登場しない小説の中からも推薦作を挙げていたりと、オール
マイティな横溝ファンへの配慮が嬉しくなる本。
勿論本書のタイトルである金田一については登場小説の紹介に始まり、活動
事件史一覧の年表や、映像化・漫画化された作品のグラフィティという各媒
体ごとのフォローが成されている。小説に出てくる複雑怪奇な人間関係も、
おもな作品は家系図や人物相関図を掲載し、読者に分りやすい誌面構成に務
めている親切さ。映像化された金田一モノに関してはスチール写真もいくつ
か掲載されているが、本書で初出となる貴重なスチールもあった。
また映画『犬神家の一族』を大ヒットさせ、空前の横溝ブームを仕掛けるこ
とになった角川春樹にもインタビューを行なっているが、良くも悪くも時代
の寵児となった彼のポリシーが伝わってくる毒舌混じりの記事がユニーク。

複数のライターが参加している書籍だけあって、部分的に個人の主観が入
り、フィルターがかかった記事が散見されたり、データに一部ミスがあるな
ど痛い箇所はあるが、それもトータル的な完成度から見れば僅かな瑕に過ぎ
ない。
表紙に70〜80年の角川文庫版のカバー絵を長年担当した杉村一文を起用する
こだわり等に、編集部の愛情を感じる渾身の一冊だ。


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犬神家の一族
横溝 正史
角川書店 刊
発売日 1972-06



犯人の行動が正当な推理小説からはずれているかもしれないが… 200
6-06-22
20年以上前初めてこの小説を読んだとき、ネタばれになるので詳しく書け
ないが、犯人が重要な物証を持ち去った理由とか、死体の後始末の顛末を最
後に知って、そりゃないよーと思った。



しかし、何回か読んでいるうちに、犯人の性格と動機、その人物をめ
ぐる関係を考えれば、犯人の「無作為の作為」や死体の後始末の顛末が自然
であるような気がしてきた。そして、それが不自然にならないように細かい
伏線が数多く張られている(当然それは事件が解決するまでは矛盾として提
示されている)のがわかってきた。



犯人の行動に関して、この作品は正当な推理小説とは言えないかもし
れないが、当時の日本では冒険的な作品だったのだろう。そして、いくつか
不自然なところはあるが、物語自体の完成度は高い。金田一耕助は名探偵で
ないという人もいる。確かにそうかもしれない。しかし、犯人の感知しない
ところで複雑になってしまったこの事件を解きほぐした彼は、この事件では
名探偵だろう(みんな死んでしまったが…)。



ドロドロのストーリーの面白さ、殺人の見立てのインパクトは圧倒的
である。著者の代表作の一つである。



余談になるが、私はこの作品の冒頭に出ていくる遺言状があまりに凄
いので本当に有効なもの多少調べてみたことがある。松子、竹子、梅子は民
法上、遺言の内容に拘わらず「遺留分」という権利を有しており、請求すれ
ばかなりの部分は相続できたようである。ただ、現行民法は昭和23年に制
定されたものである。この作品の時代設定は昭和2×年であるが、佐兵衛の
死んだ年を推測すると昭和26年頃と思われるので古館弁護士は何故これを
彼女達に言わなかったのかと、当時、一人で突っ込んでいた記憶がある。間
違っているかもしれないが…。




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八つ墓村八つ墓村
横溝 正史
角川書店 刊
発売日 1971-04



金田一作品最高のカタルシス 2006-07-09
推理小説というより、探偵小説。それよりも冒険小説というのがふさわしい
作品です。過去からの伝説、連続する殺人事件、鍾乳洞、財宝、ラブロマン
ス。ヒッチコックの巻き込まれ型サスペンスにも匹敵する優れた大作です。<
br />「祟りじゃあ」で一世を風靡した頃に初めて読んでから30年。いまだに
原作を超える映像作品はない。これからもまず無理。ならば読め。金田一も
のの中では一番のカタルシスが待ってます。


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獄門島獄門島
横溝 正史
角川書店 刊
発売日 1971-10



現代では 2006-07-09
こういう動機で犯罪が成立するのは、この時代がぎりぎり最後なんだろうな
と思います。現代はもっと不条理な動機が溢れています。
戦後、孤
島、探偵、俳句、見立て殺人。古典として雰囲気を愉しむべき作品。


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悪魔が来りて笛を吹く悪魔が来りて笛を吹く
横溝 正史
角川書店 刊
発売日 1973-02



黄金のフルート 2006-06-04
黄金のフルートから奏でられる悪魔が来たりて笛を吹くのメロディ。そこに
は悪魔を暗示する秘密が……
没落貴族ものとしては太宰治の斜陽より
面白かった。ただ近親相姦ものなので全体的には暗い。そこがまたいいのだ
か……


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