サスペンス、アクション、ミステリー、推理を中心に原作小説を紹介するブログ
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推理小説とは?
ミステリ・ミステリーとほぼ同じ意。

英語のDetectiveStoryを翻訳した単語「探偵小説」の「偵」の字が、第二次世界大戦後に制定された当用漢字表に無いことから新聞などでつかえなくなり、「探てい小説」と表記するのはみっともないという理由から採用された名称。
(1946年雄鳥社が「推理小説叢書」を発刊した時、監修者の木々高太郎が命名したとの説もあるが微妙)
エドガー・アラン・ポーの「モルグ街の殺人」(1841年)が原点とされる。
犯罪事件、特に殺人事件の犯人、犯罪の方法、動機などにまつわる謎を論理的に推理、解明することに興味の重点がある小説。
近年では殺人事件に限らず、日常の謎を取り扱う作品も推理小説と区分される。ミステリと表記した場合は国内ではSFやホラー、ファンタジーまで含む広義もある。
エジプト十字架の謎エジプト十字架の謎
井上 勇 /エラリー・クイーン
東京創元社 刊
発売日 1959-09



人気の高い名作推理小説です 2006-02-19
本格推理小説家エラリークイーンの人気シリーズである国名シリーズの中で
も「シャム双生児の謎」と並んで人気のある1冊で、ミステリベスト100
等では必ず上位に入る1冊です。その理由としては、加害者が首を切られ、
トーテムポールのような柱に打ち付けられた姿がまるでエジプト十字架のよ
うであるといったギミックの面白さにもあると思いますが、やはり、ごく少
数の事象から、主人公のエラリークイーンが犯人を理路整然と突き止めると
いう本格推理の醍醐味にあると思います。現代のDNA鑑定のようなものが
あれば、犯人なんて一発で突き止められる、直接の筋と関係のないアイロニ
ーが多数引用される等々、難癖をつけるのも簡単なのですが、それを補って
余りある爽快さのある推理小説の名作です。


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間違いの悲劇間違いの悲劇
エラリー・クイーン
東京創元社 刊
発売日 2006-01-20



エラリー・クイーン “最後の聖典” ! 2006-03-10
本書はエラリー・クイーンの最新長編になるはずだった小説の精細なシノプ
シス(梗概)、『間違いの悲劇』と単行本未収録の7つの中・短編からなっ
ている。



「本格パズラー」の巨匠エラリー・クイーンの“最後の事件”となれ
ば、私のような、少年時代からクイーンの諸作品を読むことで育てられたミ
ステリーファン、なかんずく「本格パズラー」のファンとしては、たとえ梗
概でも読まずにはいられない。



『オセロー』をミステリー風に脚色すべく奮闘していたエラリーは、
往年の大女優が『ハムレット』の舞台と同じ名で呼ばれる城で怪死したと聞
き、シェークスピアの呪縛に苦悩しつつ推理を展開する。



諸般の事情で小説化されなかったのは残念だが、梗概とはいえ、クイ
ーンらしい「本格のコード」が随所にちりばめられていて、そのテイストを
十分味わって読むことができた。



なにしろ’74年邦訳(アメリカでは’71年発表)の長編『心地よ
く秘密めいた場所』以来32年。もうクイーンの新作は絶対読めないとあき
らめていただけに、この梗概に触れることができて、それだけでもう感動モ
ノである。



また本梗概により、リーとダネイによる合作作家‘エラリー・クイー
ン’の コンビの秘密を興味深く覗き見ると共に(ダネイが本梗概のような緻
密なプロットを考案し、リーがそれを巧みな描写で小説化するといわれてい
る)、リーが作品として完成させる前の、生(き)のエラリー・クイーンの
姿を見ることができた。



併録されているほかの7編もファンにとってはこたえられない“クイ
ーンらしさ”があふれる逸品揃いで、私もクイーンの諸作品を興奮して読ん
だ若き日々をなつかしく思い出した。




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Yの悲劇Yの悲劇
エラリー・クイーン
東京創元社 刊
発売日 1959-09



最後の謎 2005-12-07
いわずと知れた古典的名作の一つ。全体に漂う異様な雰囲気、犯人の意外性
は他のクイーン物の中でも突出しているといえるでしょう。ただし、クイー
ン得意の論理的解決が必ずしも成功しているかはちょっと疑問があります(特
にマンドリンの問題)。そもそも犯人が犯人だけに`論理的`に解けるものでは
ないですけど。キーとなる状況証拠の提示も読者がよく見ないと見落として
しまいます。そして、この作品の最大の謎は最後のページにあります。サム
警部の疑問に対してレーンは返答していません。文脈からすると…


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Xの悲劇Xの悲劇
鮎川 信夫 /エラリー・クイーン
東京創元社 刊
発売日 1970-10



非常に巧く構成された犯罪パズル小説 2005-08-26
アメリカではしばしばエラリー・クイーンの最高傑作と賞されるこの作品、実
際読んでみて出来の良さに感心しました。舞台設定、登場人物、(文章上
の)手掛かりの隠し方などとても興味深く、現実離れした物語なのに妙に説
得力があります。意外な犯人や巧妙な殺害手口が無い(私にとっては)にも
かかわらず、それを補うだけの魅力も他にたっぷりあると思います。難を言
えば、推理の過程に多少納得出来ない部分があり(結局解答無しという疑問
さえある)Drury Laneはちょっとやり過ぎの観もあるけれど、それでも充分
楽しめるし良質の犯罪パズル小説を読んでいる手応えを多分に感じさせる作
品です。


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ギリシア棺の謎ギリシア棺の謎
エラリー・クイーン
東京創元社 刊
発売日 1959-09



必読の書 2006-06-21
この作品はエラリー・クイーンを語るには読んでおかなければいけない作品
です。

国名シリーズの中で、『エジプト十字架の謎』と一位、二位を争う傑
作ですし、推理の論理性、犯人の意外性もあり、とても読みがいがありま
す。

厚いですが、読んで損はないと思います。


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