サスペンス、アクション、ミステリー、推理を中心に原作小説を紹介するブログ
2008/07123456789101112131415161718192021222324252627282930312008/092008/07123456789101112131415161718192021222324252627282930312008/092008/07123456789101112131415161718192021222324252627282930312008/092008/07123456789101112131415161718192021222324252627282930312008/092008/07123456789101112131415161718192021222324252627282930312008/092008/07123456789101112131415161718192021222324252627282930312008/09
推理小説とは?
ミステリ・ミステリーとほぼ同じ意。

英語のDetectiveStoryを翻訳した単語「探偵小説」の「偵」の字が、第二次世界大戦後に制定された当用漢字表に無いことから新聞などでつかえなくなり、「探てい小説」と表記するのはみっともないという理由から採用された名称。
(1946年雄鳥社が「推理小説叢書」を発刊した時、監修者の木々高太郎が命名したとの説もあるが微妙)
エドガー・アラン・ポーの「モルグ街の殺人」(1841年)が原点とされる。
犯罪事件、特に殺人事件の犯人、犯罪の方法、動機などにまつわる謎を論理的に推理、解明することに興味の重点がある小説。
近年では殺人事件に限らず、日常の謎を取り扱う作品も推理小説と区分される。ミステリと表記した場合は国内ではSFやホラー、ファンタジーまで含む広義もある。
道
西村 寿行
徳間書店 刊
発売日 2005-02
価格:¥600(税込)




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この記事は2006/8/4に作成しました。


異常者異常者
西村 寿行
講談社 刊
発売日 1988-08
価格:¥580(税込)




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この記事は2006/8/4に作成しました。


峠に棲む鬼峠に棲む鬼
西村 寿行
文芸社 刊
発売日 2005-07
価格:¥2,100(税込)



一時代を築いた傑作、堂々の復活! 2005-07-08
 待望の新装版発行である。夢枕漠の解説はほとんど役に立たないし、ここ
でひとつ現代感覚に溢れたイラストを満載して欲しかったという欲も湧くと
ころだが、この英断に満点を差し上げたい。
 「峠に棲む鬼」は西村寿行が国民的人気作家として脂の乗り切っていた197
8年の作品である。社会派サスペンスの気鋭としてデビューした氏が、ハード
なバイオレンスアクションの担い手として力作を多数発表していた時期に、
この作品はある意味で寿行ロマンの遍歴の分岐点、エポックメイキング的な
役割を果たしていた。それまで女性というものを「男にとって何物にも代え
難い愛しいものだが、戦いの中では足を引っ張る邪魔者」としてしか扱わな
かった西村寿行作品が、女性・逢魔麻紀子を主人公にしたのである。しかも
日本有数の製薬会社に社長秘書として活躍し誰もが惹かれる美人である彼女
は、故郷に帰れば何と一子相伝の奥儀を伝えられた杖術の使い手、いかなる
手練れの男をも一撃で絶命に至らしめる「闘う女」であり、さらに、この杖
術・明鏡流は「己が面の映るが如く、敵を己が鏡に移す」という奥義の境地
に至るべく、命を賭けた戦いの時には「依頼心も羞恥心も捨て己を無にす
る」ために何と全ての衣服を脱ぎ捨て全裸にならねばならないという美味し
すぎる設定!
 このように本作はある意味男の情念よりも、ビジュアル的な「ヒロインの
絵」を見せてくれる話であり、そしてこの色白彫り深く素晴らしい身体を持
つヒロインは、もちろん敵の姦計に捕えられ、美しい饗宴に供されることに
なる。今でこそアニメ的・オタク的と片付けられるこれらの作劇パターン
に、70年代の「時の人」が踏み込んだ瞬間のスリリングさを味わえる数少な
い逸品である。新聞連載ゆえ構成に難のある見せ場の羅列との批判はあろう
が、凡百のドラマが人間の肉体を離れて観念化しつつある現在、なかなか味
わうのが難しい貴重な時代の「肉感」をストーリー、描写ともに感じさせて
くれるだろう。この新装版発行を機に、ぜひ多くの人の手に取ってもらいた
い。


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この記事は2006/8/4に作成しました。